映画-ろ

ロード・トゥ・パーディション

ロード・トゥ・パーディション 特別編

ちぇっNHK-BS国会中継でスタンバーグの『暗黒街』放映しないでやんの。録画したのにさ。どちらが重要なことかというのはいうまでもなく…。

ついでに明日4日(水)は『大統領の陰謀』。お話はダイジェストであれなんですけど、撮影のゴードン・ウィリスの画期的だった蛍光灯照明を、プリントの状態が良ければ堪能できるのではないだろうかと思います。

で上記作品をDVDにて。

コンラッド・ホールの撮影に痺れまくり。どうしたらこんな画面ができあがるのだろうか。シンプルな光線でありながら、それが複雑な陰影を生み出し、登場人物と物語とが合致してさらなる美しさへと連なる。照明は最小限で、さらに余計な光は遮断され、画面の一部にしか当てられず、人物は白く飛ぶ光のハイライト部分と黒の厚い影、その中間のぼんやりとした明るさの中に色彩が浮かび上がるように設計されている。その大胆かつ微妙な光のバランスが素晴らしい。逆にいえば普通にきれいに写るノーマルの明るさが存在しないのだ。そして部屋のライトなどの光源を画面に映り込ませる構図の妙。このていねいな芸術家の仕事にため息の117分。

え?映画はどうかって、それはむにゃむにゃ…。ただ笑わないポール・ニューマンの存在感はスターとか俳優とは別のなにかだね。生きている神話とでもいうのだろうか。

アメリカ映画撮影監督協会のページ

Pocket
LINEで送る