本-た

丹精で繁盛

丹精で繁盛―物づくりの現場を見にゆく (ちくま新書 693)丹精で繁盛 物づくりの現場を見にゆく (ちくま新書 693)

わたしが好きなノンフィクションライター瀬戸山玄の著書。本人によると肩書きはドキュメンタリスト(記録する人)だという。話を聞く相手よりも前に出る聞き手が多い昨今、この肩書きはしっくりきますね。

本書は作者の言葉を借りるのなら、「地方を舞台に、丹精という物づくりの勇気について書いたもの」だ。むかしはよく聞いた「丹精な物づくり」。それは職人の確かな仕事が、使う人に手ごたえとして届いていた頃の言葉だったのかもしれない。その代わりにいまは「こだわり」という言葉がもてはやされるようになった。

ここでは「こだわり」ではなく「丹精」を求め続ける人々の物語が読めます。一体なにがちがうのか。少しずつ見えてくるような気がします。これ以上は、ネットで紹介されている記事がたくさんあるのでリンク先を参照にしてください。

地魚を使った干物 縄文干し 佐藤勝彦(福島県いわき市)

米作林業家 加藤周一 (山形県鶴岡市)

造船技術をビル建築に応用 高橋和志(宮城県気仙沼市)

土のソムリエ 左官 挾土 秀平(岐阜県高山市)

国産杉を使った新しい家具 岡田賛三(岐阜県高山市)

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