FiLMiC Proからのデータ取り出し

iOSのヴィデオ録画アプリFiLMIC Proで撮影したデータが、IPhone内で作動しなくなり困ったが、ネットで情報を探して復旧できたのでまとめておきます。

基本データ:

iPhone6Plus 64GB iOS9.0.2

FiLMIC Pro5.0.2

ムービーデータ 14.65GB (1920☓1080)約60分

状況:

FiLMIC Proで録画後のムービーデータ確認中に、データが大きすぎると思いデータ圧縮ボタン(Downsample Clip)を押す。しかし時間がかかり作業がどれくらい進んでいるか分からないときに誤って、アプリを終了してしまった(ホームボタンを2度押してサムネイルを上にスワイプした)。

その後、FiLMIC Proを改めて起動したがすぐに終了してしまい操作が何もできない。IPhone本体を再起動しても状況は変わらない。FiLMIC Proを一旦削除して再ダウンロードしても同じこと。

iPhone本体からデータを取り出すのは難しいので、iTunes経由で移動させることにする。

対策:

最初にiTunesにムービーデータを同期させておくこと。

iPhone本体をケーブルを介して、PC(iMac)のiTunesに接続する。

左上のメニューボタンから、iPhone > 設定 Appを選択。

名称未設定

画面を下にスクロールすると「ファイル共有 以下のAppでは、iPhoneとこのコンピュータとの間で書類を転送できます。」が現れるので、FiLMIC Proのアイコンをクリックして、ダウンロードしたい.movファイルを探して選択する。

名称未設定 2

さらに画面を下にスクロールすると、「保存先…」のボタンが現れるので、保存場所を選択してPCにムービーデータをダウンロードをする。

名称未設定 3

ダウンロードしたデータをムービー再生アプリで確認すると、データの破損は確認されなかった。

教訓:

トラブルの際にムービーデータを取り出しやすくするためには、FiLMIC Proの設定で「カメラロールとの同期」を選択しておいたほうが良いと思う。そうすればiPhone本体の別のムービー編集アプリやファイル転送アプリから開くことができるかもしれない。

 

 

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ヒッチコック

映画監督のエリック・ロメールとクロード・シャブロルが批評家時代の1957年に書いた伝説的なヒッチコック評論本。本文は187ページと短いが、訳注が197項目と「ヒッチコック、新たな波ーーロメール&シャブロル『ヒッチコック』の成立状況とその影響」という解説が素晴らしく充実しているので、半世紀近いブランクを埋めながら、単純に神話化することを潔いと考えない態度に共感する。それによって先に翻訳されたトリュフォーの『映画術』や他のヒッチコックの伝記本とともに知識や洞察を深めることができるだろう。ただし本書は『間違えられた男』までしか取り上げられておらず、その後の『めまい』『北北西に進路を取れ』『サイコ』『鳥』『マーニー』を評論した時に本書の主張がどれくらい有効なのかは私たちが深く考えなければならない。

小河原あや氏による本書の成立状況の解説によって、私が長年疑問だったヒッチコックをカソリックに影響を受けた映画監督に位置付けたいとする本書の主張の理由がわかった(これは「映画術」でもトリュフォーがヒッチコックに直接確認する下りがある)。ひとつには著者のロメールとシャブロルが敬虔とは言えなくてもカソリック教徒であったこと。そしてもうひとつの理由が、これが重要なのだが「フランスのカソリックが当時の社会主義者へのカウンターとなっていた」ことを知って、驚くと同時にこれがヌーヴェルヴァーグに至るフランスの映画を介した政治・文化の闘争なのだと思った。

第四共和政の時代に映画界(製作と批評)を牛耳っていたのはソビエト(スターリン)の社会主義リアリズムに影響を受けていた左派であり、それに対抗していたのがキリスト教のカソリックの存在だった。(キリスト教側から見れば)「科学的進歩主義あるいは無神論」に対して「西欧的伝統に基づく芸術至上主義と(社会主義者側から見れば)「堕落した資本主義」の融合が拮抗していた。もちろん戦時中の政治闘争(レジスタンスかヴィシーか中立か)や戦中戦後の世代の違いもあるだろう。

そこにハリウッドの娯楽B級映画を推して、映画の「主題(テーマ性)」よりも「形式(スタイル)」を重視する、そこに「作家」という個人主義であり自由主義を導入することで西側自由(資本)主義社会の優位性が無意識に顕揚されることになる。その資本主義とカソリックと右派が結びつき、ド・ゴールとアンドレ・マルローの第五共和政成立の政治権力闘争で、老人と若者が手を結んだクーデターであり早すぎる文化大革命がヌーヴェルヴァーグという映画運動の正体ではないだろうか。アンドレ・バザンがカイエ・デュ・シネマに書いた「人はいかにしてヒッチコック=ホークス主義者であり得るのか」は勢いに乗って彼の元から離れようとする急進派の若者たちへの警告だったのかもしれない。本書は彼らのマニフェストであり、ヒッチコック&トリュフォーの「映画術」は理論と実践書なのだ。そしえ彼らは銃の代わりにカメラを手にし街へ出ていった。

もちろんヌーヴェルヴァーグは、「映画」の評価をより純粋な芸術に変えた部分もあるが、しかしこの運動の影響が未だにある種の映画の傾向と窮屈さを与えて政治性を引きずっている気もする。本当に「主題(テーマ)」に対して「形式(スタイル)」を優先させることが映画のためなのか。21世紀になってその弊害が現れていると思うし、それに対する創作者たちの試行錯誤が激しくなっているように思える。そこには資本主義の暴走にどのように向き合うかも含まれている。ハリウッドやグローバル化、デジタル技術に対して果たして映画はこれまで通り「形式」を追求するだけで良いのか。本書はある意味、「作家主義」の原点に戻り考えるきっかけになると思う。

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好きな芸術批評本

とりあえず思いついた7冊。批評家の主観、難解な言い回し、流行りの理論を使うのではなく、見えているものをどう読み解いていくか、膨大な周縁の知識をもとに丹念に腑分けして、本質を導く実証的な部分に重点を置いた本を選びました。

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iPhone5Sで撮られたインディーズ映画『TANGERINE』

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今年のサンダンス映画祭で最も話題になった低予算インディーズ映画『TANGERINE』は、ロサンゼルスのセックスワーカーをめぐるコメディ。この映画は全編が3台のiPhone5Sで撮影されている。撮影では、16:9のHD画角をよりワイドにするために、アナモフィックレンズ(1:2.35)を開発のためにキックスターターで資金を集めていたMoondog Labsからプロトタイプを借りた。現在は製品化されているが注文が殺到しているようで買うことが出来ないようだ。iPhoneのレンズは広角の24ミリなので奥行きやボケよりフラットな画面を選択できた。

iPhoneのカメラアプリは、FiLMiC Pro。設定のマニュアル操作がかなり細かくできる。手持ちでブレを寡くするためにスティディカムスムージー(Steadicam Smoothee)を使用した。

B9nVK3SIUAACdlE

編集はFinal Cut Pro、色の仕上げはDaVinci Resolveでフィルムルックを作り上げた。作品はアメリカのインディーズ映画配給会社、マグノリアピクチャーズが買い付けて公開する予定だ。

<参考>

ASC「American Cinematogragher」2015.Feb

The Feature Film That Blew Everyone Away at Sundance Was Shot on an iPhone 5s

How one of the best films at Sundance was shot using an iPhone 5S

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