a Diary: 日記

Imprinted-Agers’ HOME PAGE開設10年

1980年、ジョン・レノンが暗殺された。そのから数ヶ月経って、いつものように中学校から帰って、FMラジオを聴いていると、「ダブルファンタジー」に未収録の偶 然テープに残された曲を流すという。スタジオで半ば冗談のように笑い声とともに楽しそうにセッションされた、カントリー調の曲は「人生は40から」と紹介 された。
べつにビートルズにもジョン・レノンにもなんの思い入れもなかったけど、ぼんやりと暗い毎日を過ごしていたぼくは、「40歳まで生きていたら、こんな風になれるのかな」と思った。もう曲の感 じも憶えていないし、その後、発表されたかどうかも知らないが、そのことだけは深く心に残った。
なんでこんなことを思い出したのかよくわからないけど、そ れは子供心にも、大人になって歳をとると、つまらないことしか起こらないはずだと信じ込まされていたのに、もしかしたら、ちがう未来があるのかもしれない とはじめて気づいた瞬間だったかも知れない。しかしそんなことはすぐに忘れてしまったけど…。


でも来たよ。時間通りきっかりに。こちらの事情は関係なしにね。なんか今も時々あの曲が時々聞こえてくる気がする。まあもうすぐ45だけどさ。


なにはともあれホームページをはじめてから10年だよ。10年。
いやー長かったね。よく続いています。集中力と根気が無いわたしとしては、自分でも感心しています。
それは無理しないで書いてこれたからかな。
年々、実生活においてネットへの依存度というか、常時接続時間が増えていくんだけど、まあそれもいいか。などという下書きも東武東上線の電車の中でパチパチとキーボード叩いています。
個人的には、ホント、ネットの向こう側に行きたいです。いまはネット関連の記事にしかワクワクしないです。

昔、ぼんやりと理想としていたネットでできることがどんどん実現化しているから、逆にあとは自分のリアルについての考え方と生き方を変えていく時代に来つつあるのかなといってもいいかもしれないです。

1998年には(もう少しあとかな)、ダイアルアップでテレホーダイという深夜サービスのおかげで、昼夜がひっくり返る生活を余儀なくされたものだったね。
サイトに映画評を書き出したのは、そもそも友人のページだった。その半年くらいあとに、BEKKOAME(もっとも安いプロバイダだった)が無料ホームページのサービスをはじめるというので、さっそくNetscape ComposerでHTMLを組んで細々とはじめた。
もちろん検索エンジンなんかない時代で、商業的なサイトも少なく、いかにポータルサイトに載せてもらうか、話があうサイトに拾ってもらうかが問題 だった。リンクをいかに張ってもらうかということ、そのための紳士的なメールでのコミュニケーションがいまよりも穏やかに成り立っていたと思う。

そもそもなぜホームページをはじめたかというと、とにかくいま、この新しいものがはじまるときに参加していれば、何年たってもずっと第一線で最古参でエラソーにしていられるという、きわめて不純な動機ではじめましたのも確か。
四人の共同名義ではじめたサイトも、いつの間にか、ぼくひとりがひたすら更新するだけになった。その頃、リアルな生活のほうで結構行き詰っていた ので、好きなことを言いたい放題書いて更新する深夜の作業は楽しかった。それまでは、なかなか他の人に語ってもわかってもらえなかった話も、瞬時に反応し てくれる人たちがいる掲示板やメールでのコミュニケーションはリアルよりも全然楽しかった。ちょうどその時期に出てきたムック版「映画秘宝」の存在も大き かった。こういう書き方なら書きやすいね、と思っているうちに次々と記事は増えていった。


一方のリアルな生活では、まったくここには書きませんでしたが、ながらく病気を患ったりして、そのおかげで生活や仕事や人間関係にいろいろと迷惑を掛けたりと、 個人的な危機はあったんですが、どうにか乗り越えることができました。

ブログ形式には乗り遅れたけど、なんとかアップデートできていまはweb2.0に食らいついてます(笑)。不思議なことに同時期にはじめた匿名批 評サイトで、ブログに対応しなかったものいは、ほとんどがいまは休止している。言い方はわるいんだけど、彼らの意識は、サイトは紙媒体の延長であり、コ ミュニケーションツールじゃなかったんだなと思う。リアルとは別人格で、語っているのが気持ちよかったのだろうね。気軽に言葉を交わす速度で思考するブロ グやSNS 方式=「メディア化するわたし」には耐えられなかったんだろうと思う。

僕自身もそのブログ形式も少しうっとうしくなってきたが、twitterになるのかは現段階では不明ですが、動画をもっと入れたり、どんどん実 験は続けていくつもりです。

ぼく自身、昔はネットとリアルはかなり別人格でやっていましたが、少しずつ両者を近づけていくつもりです。写真も顔出ししようと思います。だれも気にしないか…な。
この間読んだあるネット系の記事に、「21世紀の潮流は公私混同だ」と書いてあるのを見て、そうだそうだと大変賛同しました。ネットワークによってすべ ての関係性がフラットに近づきつつあるのならば、それにすら積極的に参加したいと思っています。まぁそれでも本人的には、それほど実像だけで過ごしていけるほど、 リアルに活発だとは思っていないので、色々とメゲルこともあるとは思いますけど、へこたれません(笑)。

記事の内容も、映画だけに特化してもう少しまめに更新すれば、たぶんアクセス数がもっと増えると思うのだけど、それよりも、なんでもごった煮で、自分の興味と思考の延長でいいんじゃないかと。だからこれからも訳のわからないカテゴリーがたくさん出てくると思います。
新しもの好きで、一途というのが不得意な浮気性なヒトなので、これからもふらふらと積極的に軽薄に軽妙に踊り続けていきます。 ヒトが作ったおいしいものをつまみ食いしてあれこれいうよりは、自分で畑を耕し種を蒔いて育てて収穫することを楽しみにしていきます。
デキは不恰好でもいい、それが一番おいしいと思うから。
どんなネタも最初にやったもの勝ちだと思っていますしね。不思議とそこからまた新しい付き合いが広がっていくのですね。同じようなことを考えている人は必ずいることがわかりました。これが10年間続けてきて本当に良かった点だったと思っています。
ネットがなければ、このサイトがなければ、出会うことがなかった皆様に感謝します。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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Imprinted-Agers’ HOME PAGE開設10年”への4件のコメント

  1. 10年。すごい・・・。
    僕がツノダさんに出会えたのも、このインターネットとこのサイトのおかげです。
    これらの機会は多すぎて薄いかもしれない。
    面と面を合わすまでは、単なる機会でしかない。
    そこから先は僕ら自身の気持ちなんだと思います。
    それを大事にしたいですね!これからもよろしくです!!

  2. >MMさん
    お久しぶりです。
    元々、そんなに社交的でもない私がサイト運営をこれほど長く続けていられるのは、
    ある日突然、まったく知らなかった人と、あり得ないくらい濃い話をすることができる。リアルでは絶対に出会えなかった人たちとの、新しい交友関係が広がっていく面白さとスリリングさが、ネットにはあることがわかったからです。
    ヲタクな、それこそ、10万人に1人が反応してくれるかも知れない記事でも、発信し続ければ、必ず届く。その偶然というか必然というか、不思議だけど本質的な出会いだよなぁとつくづく感じています。
    私は、基本的に、ここだけでの会話で終わるつもりは無くて、最終的には「会える」ようにしたいといつも考えて書いています。
    ヴァーチャルなニッチなところかもしれないけど、自分たちにとってのリアルな遊び場へと変わっていくことが最高の楽しみです。
    これからますます面白くなっていく予感がします。特に映像関連については、この数年は絶対に面白くなるはずなので、必死について行こうと考えています。
    ここから先、どうやっていくのかは、だれにもわからない、どこにも書いてない。でも作るのは、やはり自分たちの自由になにかしたいという気持ちだと思います。これからのヨロシクです。オフ会しましょうねー!

  3. えー!十年もやってらっしゃったんですか!?
    すごいです、すごすぎます。
    ひとつのことをそれだけ長く続けていこうとするのはなかなか難しいですもんね。
    DOF ADAPTER FORUMも負けないように少しでも長く続けていきたいと思います!

  4. >NTさん
    そーなんです、とりあえず続いてますねぇ。表現するスタイルはその都度変わって行ってますが、それはそれでいいのかなと思ってます。そうじゃないとなかなかやっていけません(笑)。
    DOF ADAPTER FORUMはもっと発展形にできるのでは、とも考えています。そのあたりは次回また会ったときにでも。

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